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fase.gif スカウトの運動と歴史
fase.gif スカウトの目的と基本
fase.gif スカウトの組織と区分
fase.gif スカウトと指導者




イギリスのロバート・ベーデン・パウエル卿(写真)は、騎兵将校でしたが、退役後インドやアフリカで勤務した時の体験をもとに、新しい青少年教育の研究を始めました。
1907年、21人の少年とキャンプ生活をし、翌年「少年のための斥候術(Scouting for Boys)」という本を出版しました。これがベストセラーにとなり、野外活動と少年の自発的小グループ活動を中心に、奉仕の精神を基盤としたこの新しい教育法は、イギリス各地をはじめヨーロッパ各国やアメリカにひろがっていきました。
日本には、1911年(明治44年)に紹介され、後藤新平氏を初代総長として1922年(大正11年)少年団日本連盟が設立され、1924年(大正13年)世界事務局に登録されました。
太平洋戦争中の数年間、運動は中断されましたが、1947年(昭和22年)再建、1950年(昭和25年)ふたたび世界事務局に登録、第7回世界ジャンボリーに代表を派遣し、国際的活動を再開してきました。
国内のジャンボリーも、1956年(昭和31年)から開催。1971年(昭和46年)8月には、第13回世界ジャンボリーが日本で開催され、富士山麓朝霧高原に87か国23,000余人の青少年が集まりました。
1982年(昭和57年)は、ボーイスカウト運動創立75周年及びボーイスカウト日本連盟創立60周年という祈念すべき年に当たり、第8回日本ジャンボリーを宮城県白石市で盛大に開催しました。

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● 目  的
財団法人ボーイスカウト日本連盟は、ボーイスカウトの組織を通じ、青少年がその自発的活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ支能を体得し、かつ、誠実、勇気、自信及び国際愛と人道主義を把握し、実践できるよう教育することを目的としております。
● 基本方針
ボーイスカウト運動は、ちかいおきての実践を基盤とし、ベーデン・パウエル卿の提唱する班制教育と、各種の進歩制度と野外活動を、幼年期より青年期にわたる各年齢層に適応するように、カブスカウト、ボーイスカウト、シニアスカウト及びローバースカウトに分け、成人指導者の協力によってそれぞれに即し、しかも一貫したプログラムに基づいて教育することを基本方針としております。
● 参加の原則
本連盟の組織は、平等の原則に従い、すべての日本国民に解放されます。

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● 組  織
日本におけるスカウト運動はすべて、「財団法人ボーイスカウト日本連盟」に加盟登録することによって承認されます。
財団法人ボーイスカウト日本連盟は、ボーイスカウト教育の普及拡大、および直接にこの教育を実施し、純正な発展を図るため中央教育本部を設けています。また都道府県には地理的条件、加盟団の状況などにより、地区を設けております。
団の標準的組織は、カブ隊、ボーイ隊、シニア隊、ローバー隊の4っつの隊と、具体的な隊指導面を担当する団会議と団運営を担当する団委員会および、それを育成する成人の育成団体によってなり立っております。
● スカウトの区分
学校が年齢が上がる毎に小・中・高校に分かれるように、ボーイスカウトでも次表のようにいろいろと分かれております。 [*1]

学校での学年 [*2]ボーイスカウトでの区分
幼稚園年長〜小2BV : ビーバースカウト
小3〜小5CS : カブスカウト
小6〜中2BS : ボーイスカウト
中3〜高校VS : ベンチャースカウト [*3]
RS : ローバースカウト
LD : リーダー、指導者

[*1]小・中学校のように最初の小学校1年生から入隊しなくてはいけないとかいうことはありませんが、基本的にはそれぞれの年齢に対応した連続的な指導方針があるのでビーバー・カブ・ボーイ‥‥と継続的に参加すると有意義です。
[*2] ボーイスカウトの上進は原則として9月なので正確には学校年とは1対1対応しません。
[*3] ベンチャースカウトの名称は、以前シニアースカウトと呼称しておりました。

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